抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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社会システムから家電製品に至るまで,機能の高度化が進展するとともに,製品投入サイクルも短期化しており,従来ハードウェアで実現されていた機能が幅広くソフトウェアで実現されるようになっている。これに伴って,製品・システム開発におけるソフトウェア開発の位置付けが重みを増している。こうした観点から,三菱電機は,従来ソフトウェアの高品質化と開発の効率化を目指して,ソフトウェア開発プロセスの改善,効率的なソフトウェア開発を支援するソフトウェア開発環境の整備,ソフトウェアプロダクトラインによる開発量削減などに取り組んでいる。この特集号では,ソフトウェアの生産性向上,高品質化に向けた,ソフトウェア開発環境に関する三菱電機の取組みについて,次の4つのポイントに整理して紹介する。(1)要件定義・仕様設計の高品質化。ビジネスモデルに基づいて要件定義を行うとともに,UML(Unified Modeling Language)による仕様記述によって,漏れの防止と仕様の高品質化を図る。(2)ソフトウェアの実装効率化。形式的な仕様記述と,分野別のソフトウェア基盤を活用し,実装の効率化とともに,実装誤りを防ぐ。(3)ソフトウェアの試験支援。仕様記述から,試験条件を自動抽出するとともに,自動試験環境を構築して試験の効率化を進める。(4)開発プロジェクト管理。ソフトウェア開発プロジェクトを“見える化”する。(著者抄録)