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J-GLOBAL ID:201002238504109533   整理番号:10A0857020

十勝地域の未耕地土壌および農耕地土壌におけるリン酸の垂直分布と蓄積量

Vertical distribution and accumulation of phosphate in virgin soils and arable soils of Tokachi district, Hokkaido
著者 (5件):
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巻: 81  号:ページ: 350-359  発行年: 2010年08月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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十勝地域の農耕地,とくに普通畑土壌における施肥や有機物投入などの肥培管理が土壌へのリン酸蓄積量とその形態に及ぼす影響の解明を目的として,1)畑地および隣接する未耕地での土壌断面調査と試料採取を行い,全リン酸含量および各種形態別リン酸含量の垂直分布の調査,2)同試料の仮比重から,土壌容積当たりのリン酸含量評価と未耕地と農耕地における土壌の層厚差を考慮した農耕地における正味のリン酸蓄積量,を調べた。その結果,1)淡色黒ポク土,厚層黒ポク土,および普通褐色低地士のいずれの農耕地土壌でも,施肥などに由来する余剰リン酸は耕起の影響を受けた表層30~40cmまでの作土層に蓄積し,物理的に攪拌および混和されることにより作土層全体に比較的均一に分布する,2)未耕地土壌との垂直分布の比較から,黒ポク土では余剰リン酸が下層へ溶脱せず作土層にのみ蓄積し,褐色低地土では一部が下層へ溶脱していると考えられる,3)農耕地における正味のリン酸蓄積量は,黒ポク土で著しく多く,年平均130kg・ha-1以上であり,大部分は,フッ化物イオンの配位子交換能により抽出され,活性アルミニウムなどに特異吸着されていると考えらる,4)褐色低地土では蓄積量が少なく,弱酸可溶のリン酸水素カルシウムや,弱い配位子交換反応で抽出可能な非晶質リン酸アルミニウムなどの沈殿として蓄積している,ことが分かった。
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分類 (2件):
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土壌の肥沃性  ,  施肥法・肥効 

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