抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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軌道破壊現象の解明に必要な,まくらぎ下面に作用する動的荷重を実軌道で測定することを目的に,センシングまくらぎを開発した。まくらぎは従来品と同等の強度を確保した上で,厚さを2mm薄くした。新たに開発した超薄型圧電フィルム式荷重センサを,ユニット板にて連続平面を有する一体構造としてまくらぎ底面に固定し,衝撃荷重の平面分布特性を直接的に精密測定する。このセンサーは内部抵抗がないため,軌道直近の劣悪な測定環境でも,ほとんどノイズがなく高精度な測定が可能である。実際の営業線で,特急車両の先頭台車が速度125km/hで通過した際のまくらぎ下面荷重の分布を測定したところ,いろいろな周波数の固有モードが重なって,砕石層に動的荷重を伝達していることが分かった。