抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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画像撮影の際にカメラや被写体が動くことで生じるぶれを補正する手法は数多く提案されている。ぶれ画像を復元することによりぶれのない原画像を推定する際に問題となるのが,復元画像に生じるリンギングと呼ばれる波模様のアーティファクトである。本研究では,このリンギングと自然画像が持つテクスチャを区別するためのリンギング検出器を提案する。検出器を設計する際に着目したのが,リンギングはぶれの過程で失われる周波数成分が原因となり発生することである。この周波数成分に相当する正弦波が,復元画像全体に渡って同じ位相で存在しているかどうかを調べることで,リンギングの有無を判定する。本検出器をぶれ画像復元と組み合わせることでリンギングを抑えた復元画像を求めることができる。自然画像に対するリンギング検出器の適用実験及び,合成画像,実画像を用いたぶれ画像復元実験を行ないリンギング検出器の有効性を示した。(著者抄録)