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J-GLOBAL ID:201002239299566019   整理番号:10A0582744

ラットにおいて,妊娠中および授乳中の複合乳脂質混合物の母性への補給は,新生児脳脂質組成を変えるが,認知機能に対する効果はない

Maternal supplementation with a complex milk lipid mixture during pregnancy and lactation alters neonatal brain lipid composition but lacks effect on cognitive function in rats
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資料名:
巻: 30  号:ページ: 279-289  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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複合乳脂質(CML)は,新生児の成長のための,エネルギーと必須栄養素を生成するために,重要な栄養の供給源となる。本研究は,雄の子供での学習行動と生後発育に関して,妊娠中および授乳中のラットにおける,ガングリオシドとリン脂質を含むCMLの,栄養補給を調査した。雌のウィスターラットは,妊娠中および授乳中に,対照,または,完全な食物摂取に基づく0.01%(低い)および0.05%(高い)の用量でガングリオシドを提供するCMLを補充された。CMLを補充された母親は,成長,食物摂取および同腹仔特徴に関して,対象に比べて差がなかった。CMLを補充された群で,出産後の2日目(P2)に,雄の子供の脳構成について,高濃度のガングリオシド(高用量,P < .05)および,低濃度のリン脂質(低および高用量,P < .05)といった有意差があった。個々のガングリオシド種の分布は,処置群の間に有意差を示さなかった。P2での脳重量もCML群で有意に高かった。脳構成と体重の違いは,離乳(P21)によって有意でなかった。対照と比較して,低CMLを補充された群では,成体(P80)時の体脂肪蓄積が減った。行動タスク(水迷路,オブジェクト認識,オペラント学習)のいずれについても,処置群間に有意差は検出されなかった。これらのデータは,妊娠中および授乳中のCMLによる母性補給が,子供に対し,安全で,ガングリオシドおよびリン脂質含有量と脳重量とに有意の初期の影響を及ぼすが,しかし,標準行動技法による長期の行動機能を変えることはなかったことを示唆している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質の代謝と栄養  ,  中枢神経系  ,  神経の基礎医学 

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