文献

J-GLOBAL ID：201002239344590252   整理番号：10A0680400

CdS-CdSeから成る粒状薄膜の光伝導:微小構造の影響

Photoconductivity of CdS-CdSe granular films: influence of microstructure

著者 (5件)： MESHKOV A S (Inst. for Theoretical and Applied Electrodynamics, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  OSTRETSOV E F (SE ’Center of LED and Optoelectronic Technol., National Acad. of Sci. of Belarus’, Minsk, BLR) ,  POGOSOV W V (Inst. for Theoretical and Applied Electrodynamics, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  RYZHIKOV I A (Inst. for Theoretical and Applied Electrodynamics, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  TROFIMOV Yu V (SE ’Center of LED and Optoelectronic Technol., National Acad. of Sci. of Belarus’, Minsk, BLR)
資料名： Semiconductor Science and Technology  (Semiconductor Science and Technology)
巻： 25  号： 6  ページ： 065013,1-8  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： E0503B  ISSN： 0268-1242  CODEN： SSTEET  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スクリーン印刷法で作製したCdS-CdSeから成る粒状薄膜の光伝導における微小構造の影響を,実験的に研究した結果を報告する。微小構造は主に熱処理条件によって変化することが知られている。最も大きな光伝導を示す試料は個々の結晶粒がコンパクトにパッキングされたものであるが,このような系の結晶粒間にはギャップが存在する。この種の試料は823Kで,30分間熱処理されたものである。電荷移動の主な機構が単結晶の場合と同じであるかどうかを理解するために,光抵抗の温度特性を測定した。その結果,光抵抗の温度依存性を示す曲線はCdSeの単結晶の示す曲線と同じであることが分かった。即ち,光抵抗は成長温度の上昇に伴って,最初は増加し,その後減少することが分かった。結論として,基本的な機構は単結晶の場合と同じで,バンドギャップ内に二種類の捕獲中心があると考えられる。熱処理時間は二つの競合するプロセス,薄膜の結合性の改善と酸化,に影響を及ぼすものと考えられる。結晶粒間への酸素の混入と水分の吸着を抑制するために,真空中およびヘリウム雰囲気中においても光抵抗を測定した。酸素や水の混入を抑制することによって,光抵抗は高温域で大幅に低下することが分かった。

シソーラス用語： 硫化カドミウム ,  微粒子 ,  化合物半導体 ,  半導体薄膜 ,  微細構造 ,  X線回折 ,  *光伝導 ,  *深い準位 ,  温度 ,  薄膜成長 ,  熱処理 ,  温度依存性 ,  光学顕微鏡法 ,  結晶粒度 ,  スクリーン印刷
準シソーラス用語： *フォトレジスタンス ,  成長温度

分類 (2件)： 光伝導,光起電力  (BM03050J) ,  不純物・欠陥の電子構造  (BM02100I)

タイトルに関連する用語 (5件)： CdS ,  CdSe ,  薄膜 ,  光伝導 ,  微小