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J-GLOBAL ID:201002239467112908   整理番号:10A0988701

(-)-エピガロカテキンガラートは転写因子FoxO1及びSREBP1cを介して3T3-L1前脂肪細胞の分化を抑制する

(-)Epigallocatechin gallate suppresses the differentiation of 3T3-L1 preadipocytes through transcription factors Fox01 and SREBP1c
著者 (4件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 245-255  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: T0921A  ISSN: 0920-9069  CODEN: CYTOER  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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緑茶のカテキンが肥満及び糖尿病に関与していることから,前脂肪細胞系3T3-L1を用いてカテキン,特に(-)エピガロカテキンガラート(EGCG)の生理機能を測定し,インシュリンシグナル化カスケード経由の脂肪細胞分化の基礎となる分子機構を解明した。なお,特に脂肪細胞分化及び脂質合成に関係している転写因子,各々フォークヘッド転写因子クラスO1(FoxO1)及びステロール調節配列結合蛋白質-1c(SREBP1c)に焦点をあてた。EGCGは細胞内脂質蓄積を低下し,脂質合成に関与する酵素のグリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼの活性を抑制した。更に,カテキンはグルコース及び脂肪輸送を抑制した。EGCGはFoxO1及びSREBP1cの活性を低下した。また,ウェスタンブロット分析によりEGCGがFoxO1の2部位(Thr24及びSer256)でインシュリン介在性リン酸化を誘導したこと,を示した。以上から,EGCGの抗酸化効果がインシュリンシグナル化経路により両転写因子の転写活性を低下して3T3-L1細胞の分化を抑制すること,を示した。また,インシュリンシグナル化及びFoxO1に対する緑茶カテキンの阻害機構の更なる検討が糖尿病及び肥満の予防の一助になると推定した。
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分類 (3件):
分類
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細胞生理一般  ,  アルカロイドし好飲料  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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