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J-GLOBAL ID:201002239814136170   整理番号:10A0855602

Pseudomonas fragiの様々な分子タイプは食肉腐敗細菌として同じ総合的挙動を有する

Different molecular types of Pseudomonas fragi have the same overall behaviour as meat spoilers
著者 (8件):
資料名:
巻: 142  号: 1-2  ページ: 120-131  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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食肉腐敗能力に関係する集団不均一性を評価する目的で,生鮮及び腐敗食肉から分離したP.fragiの65菌株の集団の機能多様性が研究された。これらの菌株は牛筋形質蛋白質における4°Cでの蛋白質分解活性について特性化され,9菌株のみが蛋白質分解性であることが分かった。各菌株が鉄供給源としてミオグロビン,ヘモグロビンあるいは塩化鉄を含有するクエン酸培地にて生育された時,鉄依存性成長挙動が示された。様々な鉄供給源の存在下における最大集団及びμmaxの増加が明示された。4°Cの空気中貯蔵時の牛肉における各菌株による揮発性有機化合物(VOC)の放出はGC-MSにより評価された。菌株は高度の類似性を示したけれども,様々な菌株により取得されたGC-MSプロファイルにおける各分子の存在のかなり大きな変動が3%から79%の範囲に渡って観察された。特に,ヘキサン酸エチル,オクタン酸エチル,ノナン酸エチル,デカン酸エチル,1-オクテン-3-オール,3-オクタノン,4-メチルチオフェノール,及び2-ペンチルフランは50%以上の菌株により生産された。代表的菌株を用い,VOC分析に使用したのと同じ条件下で食肉を腐敗させ,その試料は官能パネルにより評価された。官能分析の結果は様々な菌株が食肉の匂いに有意な影響を及ぼすことができ,エステル生産により特性化された菌株は腐敗食肉に果実フレーバーを供与することを示した。しかし,官能プロファイルに基づく菌株の類似性はVOCプロファイルに示される類似性と必ずしも合致しなかった。P.fragiは食肉の微生物的生態において有意な役割を持ち,多くの様々な菌株の成長挙動に及ぼす鉄の食肉関連供給源の影響は食肉がP.fragiの生態的ニッチであることを示唆する。in vitroで示された蛋白質分解及び脂肪分解能力に関わらず,P.fragiの様々な分子タイプは匂い活性揮発性分子を放出でき,食肉の腐敗剤としての類似した総合的役割を果たす。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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食肉一般  ,  食品の変質  ,  微生物の生化学  ,  分子遺伝学一般 
物質索引 (8件):
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