文献
J-GLOBAL ID:201002239860562001   整理番号:10A0238030

セルロースIの酵素的加水分解はセルロースII水和物の形態に転化することにより非常に加速される

Enzymatic hydrolysis of cellulose I is greatly accelerated via its conversion to the cellulose II hydrate form
著者 (3件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 543-548  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: E0404B  ISSN: 0141-3910  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
微結晶セルロース(セルロースI)から5NのNaOH溶液中,室温で1時間マーセル化し,水洗することによりセルロースII水和物を調製した。セルロースII水和物の構造は乾燥後にセルロースIIの構造に変化した。セルロースIIと比較してセルロースII水和物は[110]方向に沿ってのみ僅かに(8.5%)膨張した構造を示した。セルロースIIの疎水的積層シートはセルロースII水和物中でも保持され,セルロースII水和物単位格子の膨張した2本の分子鎖の間に水分子が組み込まれた。セルロースI,セルロースII水和物,セルロースIIの酵素的加水分解は,セルロースとβ-グルコシダーゼの混合物から成る溶液を用いて37°Cで行われた。セルロースII水和物の加水分解は他の2つの物質の加水分解よりも非常に速いが,セルロースIIの酵素的糖化比はセルロースIより僅かに高いだけであった。アルカリマーセル化処理をサトウキビしぼりかすにも適用した。その直接マーセル化の後,しぼりかす中のセルロースもセルロースIからセルロースII水和物に転化され,乾燥後にセルロースIIに転化された。微結晶セルロースの場合と同様に,乾燥していないマーセル化しぼりかす(セルロースII水和物)の酵素的加水分解速度は,他の2つの物質の加水分解速度より非常に速かった。このように,湿性セルロースおよびマーセル化後のバイオマス,およびセルロース分解性酵素を用いた加水分解後には,非常に高分解性を有する優れた生成物を生じた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子の分解,劣化 

前のページに戻る