文献

J-GLOBAL ID：201002240052861440   整理番号：10A0577672

操縦安定性改善のためのアクティブスタビライザと電動パワーステアリングの分散制御系設計

Distributed Control System Design for Active Stabilizer and Electric Power Steering Improving Driving Stability

著者 (2件)： 山本敬一 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科) ,  西村秀和 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 C編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C)
巻： 76  号： 765  ページ： 1271-1279  発行年： 2010年05月25日 
JST資料番号： F0045B  ISSN： 0387-5024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,車両の操縦安定性を改善することを目的として,アクティブスタビライザと電動パワーステアリング(EPS)からなる分散制御系を設計している。アクティブスタビライザによって操舵系への路面外乱の作用を抑制することがEPSによる操舵アシスト制御に寄与すること,また,EPSによってロール運動が発生する要因となる車体重心に作用する横力を軽減することがスタビライザの負担軽減に寄与することを示している。分散制御系を用いることで,コーナリング時のロール角をパッシブスタビライザの場合の約1/2に低減でき,不整路面走行時においても,車体のロール振動およびドライバの操舵トルクを低減できることを示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *自動車 ,  *走行安定性 ,  *操縦性 ,  運動制御 ,  振動制御 ,  スタビライザ ,  乗り心地 ,  動力舵取装置 ,  分散制御 ,  設計
準シソーラス用語： アクティブスタビライザ ,  電動パワーステアリング ,  制御設計

分類 (1件)： 走行性能  (QG02020S)

引用文献 (10件)：

• 1) YONEDA A. A Study of Control Performance Depends on EPS Motor Cogging Torque. 2006 JSAE Annual Congress (Spring), 2006-5. (2006) p.15-20.
• 2) ARAI A. Gain-Scheduled Control of Electric Power Steering. The 10th Symposium on Motion and Vibration Control, 2007-8. (2007) p.43-48.
• 3) Society of Automotive Engineers of Japan. Automotiove Engineers Handbook, Basic and Theory Edition. Society of Automotive Engineers of Japan. (2004) p.352-356.
• 4) KONIK D. Development of the Dynamic Drive for the new 7 Series of the BMW Group. International Journal of Vehicle Design. (2002) vol.28, no.1/2/3, p.131-149.
• 5) BAFFET G. An Observer of Tire-Road Forces and Friction for Active Security Vehicle Systems. IEEE/ASME TRANSACTIONS ON MECHATRONICS. (2007) vol.12, no.6, p.651-661.

タイトルに関連する用語 (3件)： 操縦安定性 ,  電動パワーステアリング ,  制御系設計