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J-GLOBAL ID：201002240784327683   整理番号：10A0815227

節足動物ヘモシアニンにおける酸素結合の乳酸依存性アロステリック制御の構造的基盤

Structural Basis of the Lactate-dependent Allosteric Regulation of Oxygen Binding in Arthropod Hemocyanin

著者 (11件)： HIROTA Shun (Nara Inst. Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  TANAKA Naoki (Nara Inst. Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  MICETIC Ivan (Univ. Padova, Padova, ITA) ,  DI MURO Paolo (Univ. Padova, Padova, ITA) ,  NAGAO Satoshi (Nara Inst. Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  KITAGISHI Hiroaki (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  KANO Koji (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  MAGLIOZZO Richard S. (Brooklyn Coll., New York) ,  PEISACH Jack (Albert Einstein Coll. Medicine, New York) ,  BELTRAMINI Mariano (Univ. Padova, Padova, ITA) ,  BUBACCO Luigi (Univ. Padova, Padova, ITA)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 25  ページ： 19338-19345  発行年： 2010年06月18日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ワタリガニ科Carcinus aestuarii由来ヘモシアニン(Hc)の酸素との結合のアロステリックエフェクタL-乳酸による調節を等温滴定熱量測定により調べた。L-乳酸は十二量体およびヘテロ六量体Hcおよびホモ六量体には結合するが,単量体には結合しなかった。乳酸結合によって活性部位の構造的再配置は起きなかった。pH6.5では酸素結合速度定数はL-乳酸添加により有意に増加したが,pH8.3ではほとんど効果は無かった。pH6.5では乳酸結合は濃度依存性の六量体間距離の移行を発生させ,L-乳酸がHcの銅中心ではなく,全体的な構造を修飾することでpH依存的酸素親和性に影響していた。

シソーラス用語： ワタリガニ科 ,  *ヘモシアニン ,  酸素化 ,  pH依存性 ,  結合部位 ,  アミノ酸配列 ,  熱量測定 ,  分子モデル ,  立体配座
準シソーラス用語： Carcinus aestuarii ,  等温滴定熱量測定

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： L-乳酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 節足動物 ,  ヘモシアニン ,  酸素結合 ,  乳酸 ,  依存性 ,  アロステリック制御 ,  基盤