文献

J-GLOBAL ID：201002240848340425   整理番号：10A0726676

希土類三二硫化物α-R₂S₃(R:希土類元素)の強磁場磁化過程(2)

著者 (7件)： 戎修二 (室蘭工大 工) ,  小北正徳 (室蘭工大 工) ,  堀越達彦 (室蘭工大 工) ,  河内良行 (室蘭工大 工) ,  谷村知紀 (室蘭工大 工) ,  永田正一 (室蘭工大 工) ,  小山佳一 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2009  ページ： 94-97  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 斜方晶系の結晶構造を有する希土類三ニ硫化物α-R₂S₃において,希土類Rは2種のサイトR₁とR₂に分配される。R₁とR₂はそれぞれの磁気モーメントが,独立に磁気相転移を起こしながらも,相互に作用しあう事によって磁化や伝導が特異な温度・磁場依存性を示す。α-R₂S₃の特異な磁気転移と関連する伝導異常性の機構解明及び新規物性の探索を目的に研究を実施している。本研究においてはα-Tb₂S₃とα-Dy₂S₃の磁性希土類元素を非磁性希土類のLaで一部置換した系での強磁場磁化過程についても調べた。α-Dy₂S₃を強磁場中冷却することにより,抑制されていた磁化成分を惹き起し,さらに,磁化過程において非常に幅の広いヒステリシスを発現する現象を発見した。

シソーラス用語： *硫化物 ,  *テルビウム化合物 ,  *ジスプロシウム化合物 ,  *ランタン化合物 ,  *磁化特性 ,  磁場効果 ,  *強磁場 ,  磁気ヒステリシス ,  単結晶
準シソーラス用語： 磁化曲線 ,  磁場中冷却法

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 希土類 ,  硫化物 ,  希土類元素 ,  強磁場 ,  磁化過程