抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
牛のルーメン液の前処理法や測定条件の違いが,氷点降下法による浸透圧の測定値に及ぼす影響について検討した。フィステルを装着した健康牛からルーメン液を採取し,浸透圧計の結晶化温度を,血漿の一般的な条件である-5.6°Cに設定したところ,測定値が得られなかった。ルーメン液を過冷却すると-3.9~-5.5°Cの範囲で凝固を開始するため,結晶化温度を-3.7°Cに設定したところ,再現性のよい測定値が得られた。また,2重ガーゼで濾過しただけのルーメン液は,遠心分離やメンブレンフィルターで前処理したルーメン液に比べて浸透圧が高値を示す傾向がみられ,凍結・融解後のルーメン液では,凍結前に比べて浸透圧が有意に低下した。(著者抄録)