文献

J-GLOBAL ID：201002241038183826   整理番号：10A0873445

サイトヘシン2/ARNOは局所接着アダプター蛋白質パキシリンとの相互作用を介してArf6の下流の活性化により前脂肪細胞の移動を制御する

Cytohesin-2/ARNO, through Its Interaction with Focal Adhesion Adaptor Protein Paxillin, Regulates Preadipocyte Miguration via the Downstream Activation of Arf6

著者 (8件)： TORII Tomohiro (National Res. Inst. Child Health and Dev., Tokyo, JPN) ,  MIYAMOTO Yuki (National Res. Inst. Child Health and Dev., Tokyo, JPN) ,  SANBE Atsushi (National Res. Inst. Child Health and Dev., Tokyo, JPN) ,  NISHIMURA Kohji (Shimane Univ., Shimane, JPN) ,  YAMAUCHI Junji (National Res. Inst. Child Health and Dev., Tokyo, JPN) ,  YAMAUCHI Junji (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  YAMAUCHI Junji (Japan Health Sci. Foundation, Tokyo, JPN) ,  TANOUE Akito (National Res. Inst. Child Health and Dev., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 31  ページ： 24270-24281  発行年： 2010年07月30日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 前脂肪細胞が脂肪細胞塊へと移動する機構を3T3-L1細胞を用いて検討した。ArfファミリーのGTP結合蛋白質に対するグアニンヌクレオチド交換因子サイトヘシンに注目し,サイトヘシン阻害剤セシンH3で細胞を処理してみると細胞の移動が抑制された。この細胞ではサイトヘシン2と3が発現しているが,サイトヘシン2の発現量をsiRNAで低下すると,移動が阻止された。サイトヘシン2はArf6を選択的に活性化した。サイトヘシン2の多塩基性領域に局所接着アダプター蛋白質パキシリンがLIM2ドメインを介して結合し,この複合体が移動中の細胞の先導縁に局在した。両蛋白質の結合部位を導入発現すると移動が抑制されたので,この結合が移動に必要だった。したがって,サイトヘシン2はパキシリンとの相互作用を介してArf6の活性化により前脂肪細胞の移動を促進することがわかった。

シソーラス用語： アダプタータンパク質 ,  GTP結合タンパク質 ,  *細胞 ,  *細胞移動 ,  遺伝学実験技術 ,  タンパク質 ,  脂肪細胞 ,  培養細胞 ,  結合部位 ,  アミノ酸配列 ,  突然変異 ,  解離定数 ,  マウス ,  細胞接着
準シソーラス用語： 3T3-L1細胞 ,  ARF6 ,  RNA干渉法 ,  サイトヘシン2 ,  ドミナントネガティブ ,  パキシリン ,  *前脂肪細胞 ,  局所接着

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： セシンH3

タイトルに関連する用語 (8件)： 局所接着 ,  アダプター蛋白質 ,  パキシリン ,  相互作用 ,  ARF6 ,  下流 ,  活性化 ,  前脂肪細胞