抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,国内外の動き,研究・技術動向,今後の展望などについて解説した。国内外の動きについては,国内で蒸留に関するセノションが設けられた学会として,化学工学会第74年会,分離技術会年会2009,化学工学会第41回秋季大会シンホジウム「蒸留プロセスの要素・周辺技術の進展」が開催された。いずれの学会でも10数件の講演がおこなわれ,カラムインターナル,反応蒸留,内部熱交換型蒸留塔,塔分割型蒸留塔,気液平衡などの解析・評価・シミュレーションに関する研究発表が目立つったことを述べた。研究・技術動向については,海外の代表的な化学工学系学術雑誌について関連論文の発表状況を調べたところ,2009年は約100報ほどの論文が公表されていた。AIChE Journalにおいて蒸留関連の論文は10報掲載されており,制御,膜分離とのハイブリッド蒸留に関する論丈が比較的多かった。Elsevierから発行されている雑誌中では40報程度の論文が掲載されており,内部熱交換型蒸留塔,反応蒸留塔,制御に関する研究論文が多い。最も多くの蒸留関連論文が掲載されているのはACSから発行されているIndustrial and Engineering Chemistry であったことを述べた