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J-GLOBAL ID：201002241487187470   整理番号：10A0122358

界面活性剤(2)-界面活性剤分子集合体の構造制御と溶液物性コントロール

Structure Modification of Surfactant Self-Assemblies and Controlling Solution Properties Through Controlling Self-Assembled Structures

著者 (2件)： 荒牧賢治 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  星田志穂 (横浜国大 大学院環境情報研究院)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 83  号： 1  ページ： 13-20  発行年： 2010年01月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 界面活性剤分子は溶液内で自発的に集合体を形成し,溶液にさまざまな機能を与えることができる。分子集合体の一つであるひも状ミセルの形成については,最近,多くの混合界面活性剤系で形成されることが明らかになった。ここではカチオン-非イオン界面活性剤混合系や安全性の高い非イオン界面活性剤であるショ糖脂肪酸エステル水溶液系について述べた。さらに,ポリ(オキシエチレン)系界面活性剤系において温度上昇にともなう粘度低下が少ないひも状ミセル溶液の形成についても解説した。一方,I₁相などの高粘性リオトロピック液晶を連続相に導入したゲルエマルションが最近見いだされており,ここでは長鎖のポリグリセリン脂肪酸エステル系におけるO/I₁型ゲルエマルション,ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル系におけるO/H₁型ゲルエマルションの調製について述べた。また,O/H₁型ゲルエマルションにグリセリンを添加することによる透明なエマルションについても記述した。(著者抄録)

シソーラス用語： *分子集合体 ,  *界面活性剤 ,  陽イオン界面活性剤 ,  非イオン界面活性剤 ,  カルボン酸エステル ,  糖エステル ,  水溶液 ,  ポリエチレンオキシド ,  高分子界面活性剤 ,  リオトロピック液晶 ,  グリセリド ,  *ミセル ,  レオロジー ,  親水性親油性バランス ,  相平衡 ,  流動パラフィン ,  乳濁液 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： ゲルエマルション ,  ポリオキシエチレンアルキルエーテル ,  ポリグリセリン脂肪酸エステル ,  蔗糖脂肪酸エステル

分類 (2件)： ミセル  (CB11020N) ,  コロイドのレオロジー  (BL01012I)

物質索引 (3件)： CTAB ,  DTAB ,  グリセリン

引用文献 (27件)：

• 1) C. Rodriguez, D. P. Acharya, K. Hattori, T. Sakai, H. Kunieda : Langmuir, 19, 8692 (2003).
• 2) D. P. Acharya, H. Kunieda, Y. Shiba, K. Aratani : J. Phys. Chem. B, 108, 1790 (2004).
• 3) D. Varade, C. Rodriguez-Abreu, L. K. Shrestha, K. Aramaki : J. Phys. Chem. B, 111, 10438 (2007).
• 4) T. Ahmed, K. Aramaki : J. Colloid Interface Sci., 327, 180 (2008).
• 5) A. Maestro, D. P. Acharya, H. Furukawa, J. M. Gutierrez, M. A. Lopez-Quintela, M. Ishitobi, H. Kunieda : J. Phys. Chem. B, 108, 14009 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： 界面活性剤 ,  分子集合体 ,  構造制御 ,  溶液物性 ,  コントロール