文献

J-GLOBAL ID：201002241516010606   整理番号：10A0976331

光照射による反応開始部を有し強力なDNA切断活性を示す双環性エンジインの合成

Synthesis of bicyclic enediynes that possess a photosensitive triggering device and exhibit strong DNA cleaving activity

著者 (9件)： TANAKA Hiroshi (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  TANAKA Yoshikazu (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  MINOSHIMA Masafumi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMAGUCHI Sho (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  FUSE Shinichiro (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  DOI Takayuki (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  KAWAUCHI Susumu (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  SUGIYAMA Hiroshi (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  TAKAHASHI Takashi (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 32  ページ： 5942-5944  発行年： 2010年08月28日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エンジイン構造を持つ2環性の10員環エーテルを8段階を経て合成した。核環位の3級アルコールには,末端にアジド基を有する芳香族側鎖を結合した。この化合物と末端にアセチレン基を持つピロールイミダゾールポリアミドを[3+2]付加反応により結合させた。この複合体は,紫外光照射下にForm IIでDNAを開裂した。その活性は上記アジド体の100倍となった。紫外光は302nmが最適波長であった。イソプロピルアルコールが開裂を不活性化する事より,ラジカル機構で進行しているものと考えた。

シソーラス用語： *有機化合物 ,  *エニン ,  *ジイン ,  *環状エーテル ,  求核置換反応 ,  ポリアミド ,  窒素複素環化合物 ,  *DNA【核酸】 ,  *開裂反応 ,  紫外線照射 ,  反応機構 ,  *大環状化合物 ,  光分解
準シソーラス用語： *ビシクロ化合物 ,  *エンジイン ,  アジド化 ,  ピロール類 ,  イミダゾール類 ,  プラスミドDNA

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： (1S,10R)-10-[4-(5-アジド-3-オキサペンタン-1-イルオキシ)-2-ニトロ-5-メトキシベンジルオキシ]-2,11-ジオキサビシクロ[8.3.0]トリデカン-6-エン-4,8-ジイン

タイトルに関連する用語 (5件)： 光照射 ,  DNA切断 ,  活性 ,  環 ,  エンジイン