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J-GLOBAL ID：201002241730639619   整理番号：10A1546561

振幅の増減に基づく音楽電子透かしにおけるリードソロモン符号を用いた音質改善法

著者 (4件)： 荻原昭夫 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  井上尚也 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  岩田基 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  汐崎陽 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J93-A  号： 12  ページ： 835-839  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 種々の攻撃に対して耐性を有する音楽電子透かしとして「振幅の増減に基づく音楽電子透かし」がLieらにより提案されている。しかし,Lieらの手法により得られた透かし入り音楽信号には知覚可能なノイズが発生する場合がある。透かしの埋込処理に伴う音質劣化を改善するために,本論文ではリードソロモン符号を用いた音質改善手法を提案する。提案手法では,音質の劣化が知覚されやすい部分を事前に選択し,該当する部分には透かしの埋込処理を施さない。当然ながら,これらの部分からは透かし情報を正しく抽出することはできないが,その他の部分から抽出された情報をもとにリードソロモン符号が有する誤り訂正能力を利用することで正しい透かし情報を抽出することができる。(著者抄録)

シソーラス用語： *電子透かし ,  *音楽 ,  *Reed-Solomon符号 ,  音質

分類 (1件)： 音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (8件)：

• 松井甲子雄, 電子透かしの基礎, 森北出版, 1998.
• W. N. Lie, L. C. Chang,“Robust and high-quality time-domain audio watermarking based on lowfrequency amplitude modification,” IEEE Trans. Multimed., vol.8, no.1, pp. 46-59, 2006.
• P. Bassia, I. Pitas, and N. Nikolaidis,“Robust audio watermarking in the time domain,” IEEE Trans. Multimed., vol.3, no.2, pp. 232-241, June 2001.
• S. Shin, O. Kim, J. Kim, and J. Choil,“A robust audio watermarking algorithm using pitch scaling,” Proc. IEEE 14th Int. Conf. Digital Signal Processing, pp. 701-704, 2002.
• X. Li and H. H. Yu,“Transparent and robust audio data hiding in subband domain,” Proc. IEEE Int. Conf. Information Technology: Coding and Computing, pp. 74-79, 2000.

タイトルに関連する用語 (4件)： 振幅 ,  音楽電子透かし ,  リードソロモン符号 ,  音質