抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2000年代に入ってから世界が「研究開発メガコンペティション時代」へと突入したことを指摘するとともに,大学や研究・開発機関に対する日本のユニークな支援策について述べた。科学研究費補助金と戦略的創造研究推進制度を含む資金援助策について解説し,それにより得られた成果を紹介した。また,日本経済の状況を概観し,世界最大の海外純資産保有国となっている日本の現況を指摘し,ここ最近,日本企業が海外に軸足を移しつつある現状を指摘した。さらに,世界最大の経常収支黒字国である一方で,国内の閉塞状態が続く日本の現況を打破するには,内需拡大が不可欠であるとした。その他,日本企業が国内投資をしたいと思うようになるためには,政府による補助金など企業活動にインセンティブを与える社会の仕組みの必要性を強調した。