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J-GLOBAL ID：201002242184840703   整理番号：10A0597595

Coフェライト複合ナノ粒子の作製

Preparation of Composite Nanoparticles Based on Cobalt Ferrite

著者 (4件)： 深町七奈 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  手束展規 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  杉本諭 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  杉本諭 (東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe))
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 6  ページ： 345-350 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フェライト永久磁石は小型モータやセンサなどに多用されているが,さらなる磁気特性の向上が求められている。現在,磁気特性の向上する方法として,ソフト磁性相とハード磁性相の交換相互作用を利用したナノコンポジット化が注目されている。本研究では,共沈法によるCoフェライト粒子を水素還元してFe-Co粒子を作製し,その後,酸化処理して粒子表面にフェライト相を形成させ,コアシェル構造の複合ナノ粒子の作製を試みた。その組織と磁気特性の変化の関係について調査した。本試料はFe-Co相とスピネル相のコアシェル構造を有し,シェルがスピネル相であることが分かった。しかし,スピネル相がFe₃O₄に近い組成を有し,シェル部の一部がアモルファス状であるため,高い磁気特性が得られなかった。

シソーラス用語： *永久磁石 ,  *ナノ複合材料 ,  コバルト化合物 ,  フェライト ,  スピネル型結晶 ,  ナノ粒子 ,  *微細構造 ,  結晶構造 ,  *磁気的性質 ,  共沈 ,  処理 ,  構造 ,  交換相互作用 ,  相組成 ,  X線回折 ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  示差熱分析 ,  磁気ヒステリシス ,  格子定数 ,  磁化率 ,  保磁力 ,  飽和磁化 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： コバルトフェライト ,  微細組織 ,  酸化処理

分類 (1件)： 磁性材料  (NA04040H)

引用文献 (13件)：

• 1) E. F. Kneller: IEEE Trans. Magn. 27(1991) 3588-3600.
• 2) D. Suess, T. Schrefl and J. Filder: IEEE Trans. Magn. 37(2001) 1664-1666.
• 3) B. Jayadevan, K. Sato, T. Ogawa, K. Tohji and M. Takahashi: J. Magn. Soc. Jpn. 28(2004) 896-905.
• 4) S. Sugimoto, K. Haga, T. Kagotani and K. Inomata: IEEE Trans. Magn. 41(2005) 3871-3873.
• 5) G. D. Rieck and J. J. M. Thijissen: Acta Crystallogr. 24(1968) 982-983.

タイトルに関連する用語 (4件)： CO ,  フェライト ,  複合ナノ粒子 ,  作製