抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまでに鉄道総研が開発した在来線騒音予測手法は鉄道沿線環境に関わるいろいろな実務的用途に活用されている。しかし,この予測手法は,予測計算の多くの段階で実測データから導いた経験則に頼らざるを得なかったため,予測計算の適用範囲や予測精度が,実測データの有無に左右されるという問題点があった。このような状況の中,2005年度から2009年度までに実施する新たな将来指向課題の一つとして,より精度の高い「転動音・構造物音の予測ツールと低減対策法の開発」を進めることにした。今回は,転動音と構造物音の両方を同時に評価できるような統合的な予測手法の構築を目指した。その結果,一部,完全な統合化には至っていない部分もあるが,各種予測対策が,転動音と構造物音のそれぞれにどれだけの低減効果をもたらすかということを定量的に評価できるようになった。この開発で得られた代表的成果から,特に予測手法の開発に重点をおいて開設した。