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J-GLOBAL ID:201002242226945934   整理番号:10A0247998

天然および合成リグニンの構造に及ぼすシリンギル対グアヤシル比率の影響

Influence of Syringyl to Guaiacyl Ratio on the Structure of Natural and Synthetic Lignins
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 895-901  発行年: 2010年01月27日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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木質細胞壁の主要成分の1つであるリグニンはグアヤシル(G),シリンギル(S)およびヒドロキシフェニルプロパンに係わるモノリグノールと称される前駆体で構成され,その構造は複雑である。そして,その構造との関連で,S-リッチの広葉樹リグニンはG-リッチの針葉樹リグニンに比べ,少ない量の化学処理材でパルプ化などが行える。こうした観点から,本稿では,天然および合成リグニンの構造に及ぼすシリンギル対グアヤシル比率の影響を検討した。数種類の天然木材,およびS対G比率(S/G)の単離リグニンを供験した。まず,これらの試料をチオ酸で分解し,次にラネーニッケル脱硫反応を行い,S/Gとリグニンの部間リンク結合型との関係を探求した。その上で,リグニンの前駆体であるコニフェリルアルコールとシナピルアルコールの種々の比率の混合物をZutropf(モノリグノールを徐々に添加する)法により酵素脱水素重合体(DHP)を生成した。生成DHPと天然リグニンは構造において基本的に類似の傾向を示した。SとGの双方のユニットの存在は,β-0-4と4-0-5構造を多量に生成するのに有効であったが,シンナミルアルコールとアルデヒド末端基の全量を少なくすることが分かった。また,Sユニットの増加に伴いβ-β構造の相対頻度が増加し,一方,β-5と5-5構造の相対頻度が減少することを明らかにした。
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分類 (2件):
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木材の性質・構造  ,  高分子固体の構造と形態学 
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