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J-GLOBAL ID:201002242406198240   整理番号:10A0625683

Rhus trichocarpa Miquel由来で広域スペクトルの抗細菌活性を有するペンタガロイルグルコースの分離及び同定

Isolation and identification of pentagalloylglucose with broad-spectrum antibacterial activity from Rhus trichocarpa Miquel
著者 (4件):
資料名:
巻: 123  号:ページ: 501-506  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: H0766A  ISSN: 0308-8146  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Rhus trichocarpa Miquelは食用及び薬用として用いられている。この研究で,我々はR.trichocarpaの種子及び葉部のメタノールエキスがグラム陽性菌及びグラム陰性菌の増殖を阻害することを認めた。活性成分をを分離し,質量分析及びNMRにより1,2,3,4,6-ペンタ-O-ガロイル-β-D-グルコースと同定した。また,この化合物はStaphylococcus aureus(メチシリン耐性S.aureus及びキノロン耐性S.aureus),Bacillus subtilis,Streptococcus mutans,Escherichia coli,Salmonella typhimurium及びPseudomonas aeruginosaを含むグラム陰性及びグラム陽性菌に対するMRC値が16~32μg/mlの広域スペクトル抗細菌活性を示したが,没食子酸は128μg/mlの濃度でもグラム陰性菌の増殖を阻害できなかった。ペンタ-O-ガロイルグルコースの抗細菌活性はFe2+の添加で復活したが,没食子酸は復活せず,抗細菌活性が鉄のキレート化に起因する可能性があることを示唆した。S.aureus及びE.coliに対する時間-殺菌試験はペンタ-O-ガロイルグルコースが静菌作用を示すことを明らかにした。これらの成果はR.trichocarpaのエキスとその成分であるペンタ-O-ガロイルグルコースがグラム陽性及び陰性病原菌の制御に対する深遠な可能性を有するかもしれないことを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  植物の生化学 
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