抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空レーザースキャナが実用になってから10年が経過しようとしている.航空データから作成された数値地形モデル(DEM)によって,都市計画あるいは森林管理・道路管理等を行う際に有効利用使用という研究が盛んになりつつある.本論では,地震に伴う地表変化・積雪量の推定・景観生態学にこれらのデータを適用して解析した結果が示されている.現在は,DEMの情報は,平野部を中心に全国的に整備されているが,山地部でも,災害後に地形改変を把握するためにDEMデータが有効であると考えられることから,全国を平野や山地部を問わずカバーする必要がある.また,現在はDEMデータはある程度進んでいるので,DEMデータそのものを構築する必要はなく,DEMを用いた地形形成モデルの提案や,その妥当性の検証の議論に時間が割かれるようになってきている.DEMを利用した地形研究が今後重要となろう.