抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雇用の境界とは,企業が設定する内部労働市場と外部労働市場の境界を意味するものであることを述べたうえで,雇用の境界の設計を考える視点として以下の3つのポイントを示した。1)外部労働者を通じて獲得する非正社員の人材マネジメント自体の設計,2)雇用の境界に直接関連する視点として,内部労働市場と外部労働市場の重なり,いわば雇用の境界の幅,3)内部労働市場と外部労働市場の間の移行可能性。さらに,雇用の境界からみた人材マネジメントの課題として,雇用の境界の設計次第で,企業の競争力を維持するうえで中核的な役割を担う正社員の人材マネジメントの有効性が異なる可能性があること,また,正社員や非正社員の就労意欲やキャリア形成に違いが生じる可能性があることを指摘した。