文献

J-GLOBAL ID：201002243322402093   整理番号：10A0841167

次世代ハイブリッドマテリアル 液相法によるTiCおよびWCナノ粒子の開発

著者 (3件)： 山下洋子 (福岡県工技セ 化学繊維研) ,  原勇介 (日本タングステン) ,  上野修司 (日本タングステン 基山工場 基礎技セ)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 45  号： 8  ページ： 613-616  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属炭化物は難焼結性であるため微細な組織を得るのは困難であり,機械粉砕でもナノ粉末の作製は困難である。近年,液相法を利用した金属や金属酸化物のナノ粒子の開発が活発である。それに比べて金属炭化物のナノ粒子に関する研究は少ない。本稿では,金属化合物と多座配位子を持つ有機化合物を用いてキレート溶液を作製し,分子レベルでM-O-C結合を持つ前駆体を低温で熱処理することでTiCやWCナノ粒子が得られることを報告した。1)TiCナノ粒子:TiCナノ粒子の合成方法,HDD用薄膜磁気ヘッド基板や切削工具用Al₂O₃-TiC焼結体,コア-シェル構造,メカノケミカル反応,2)WCナノ粒子:WCナノ粒子の合成方法,WC-Co系超硬合金への応用。

シソーラス用語： *粉末製造 ,  *炭化物 ,  炭化チタン ,  炭化タングステン ,  ナノ粒子 ,  化学合成 ,  液相反応 ,  有機金属化合物 ,  前駆体 ,  熱処理 ,  キレート化合物 ,  *ハイブリッド複合材料 ,  構造 ,  アルミナ ,  磁気ヘッド ,  超硬合金 ,  固相反応 ,  磁気ディスク ,  配位子 ,  焼結性 ,  表面性状 ,  粒径 ,  タングステン酸 ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ポリカルボン酸 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： 液相合成 ,  基板材料 ,  メカノケミカル反応

分類 (1件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

物質索引 (3件)： チタンテトライソプロポキシド ,  サリチル酸 ,  クエン酸

引用文献 (17件)：

• TANAKA, H. Ceram. Inter. 1998, 14, 109-115
• 田中英彦. 日本セラミックス協会学術論文誌. 1990, 98, 607-610
• YAJIMA, S. Chemistry Lett. 1975, 931-934
• 和田宏明. セラミックス. 2005, 40, 7-10
• ISHIKAWA, T. Comosites Sci. and Tech. 1994, 51, 135-144

タイトルに関連する用語 (6件)： 次世代 ,  液相 ,  TiC ,  WC ,  ナノ粒子 ,  開発