文献
J-GLOBAL ID:201002244057316844   整理番号:10A0252917

マウスのナトリウム味を感知する細胞と末梢での味覚表示

The cells and peripheral representation of sodium taste in mice
著者 (7件):
資料名:
巻: 464  号: 7286  ページ: 297-301  発行年: 2010年03月11日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
哺乳動物では,塩味は2つの異なる行動応答を引き起こすことができる。一般に,高濃度の食塩水は強い忌避行動を引き起こすが,低濃度NaClはおおむね誘引的であり,特にナトリウム欠乏後にはこの傾向が著しい。塩に誘引される場合の経路はナトリウムに選択的に応答し,アミロライドにより阻害されるが,忌避的経路はさまざまな種類の塩に対する非選択的な検出器として機能している。アミロライドは上皮ナトリウムチャネル(ENaC)の強力な阻害物質であるため,ENaCは塩味受容系の構成要素として機能すると考えられてきた。以前に我々は,5つの基本の味覚種のうちの甘味,酸味,苦味,うま味の4つは,単一の味覚種のみを感知するように調整されたそれぞれ別の味覚受容細胞(TRC)によって伝達され,定型化した行動応答を引き起こすことを示した。本論文では,ナトリウム感知も,専用のTRC集団によって行われることを示す。これらの味覚細胞は,上皮ナトリウムチャネルENaCを発現しており,NaClに誘引される行動を引き起こす。我々は,TRCのENaCαを遺伝学的操作により欠失させ,塩への誘引とナトリウム味応答が完全に欠損したマウスを作製した。まとめるとこれらの結果は,5つの基本的な味のすべてについて,単一の味にのみ応答する細胞基盤が存在することを実証し,ENaCがマウスでのナトリウム味感知に果たす必須の役割を確認している。Copyright Nature Publishing Group 2010
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の感覚 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る