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J-GLOBAL ID：201002244976389122   整理番号：10A0683052

Ti-Ni形状記憶合金の機能劣化過程に及ぼす冷間加工度の影響

Effect of Cold Working Ratio on Function Deterioration Process of Ti-Ni Shape Memory Alloy

著者 (4件)： CHO H. (Oita Univ., Oita, JPN) ,  YAMAGUCHI M. (Oita Univ., Oita, JPN) ,  YAMAMOTO T. (Oita Univ., Oita, JPN) ,  SAKUMA T. (Oita Univ., Oita, JPN)
資料名： Transactions of the Materials Research Society of Japan  (Transactions of the Materials Research Society of Japan)
巻： 35  号： 2  ページ： 365-368  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： L4468A  ISSN： 1382-3469  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ti-50.3at%Ni形状記憶合金の機能劣化過程に及ぼす,冷間加工度(CW)の影響を検討した。CWを増加すると,ε_A(N)/ε_A(1)(=FD)の低下速度は減少し,耐劣化性が向上した。FDの低下速度は,あるサイクル数(N)以後は小さくなり,そのNはCWが増加すると増加した。FDの低下はεに依存しなかった。ε_p(N)-ε_p(1)の変化の傾向はFDの変化を反映した。CWが増加するとσ_max(N)/σ_max(1)の低下速度は減少した。CWの,マルテンサイト転移を起こす応力への影響にも言及した。ただし,εは加えた最大応力(σ_max)での変形量,ε_pは除荷後の応力0での残留変形量,ε_Aは最大応力での塑性変形量からε_pを引いたものである。

シソーラス用語： *形状記憶合金 ,  *チタン合金 ,  ニッケル含有合金 ,  *劣化 ,  *冷間加工 ,  加工度 ,  機能 ,  マルテンサイト変態 ,  歪回復 ,  塑性歪
準シソーラス用語： CW【冷間加工】 ,  マルテンサイト転移 ,  冷間加工度

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• S. Miyazaki, T. Sakuma and T. Shibuya: Properties and Application Development of Shape Memory Alloy., 223-260 (CMC, Japan, 2001).
• T. Honma: Jour. Jpn. Soc. Mech. Eng., 87 517-522(1984).
• K. Yamauchi: Jpn. Inst. Met., 7 495-449(1993).
• M. Miyagi: Jpn. Inst. Met., 24 69-74(1985).
• S. Miyazaki, T. Imai, Y. Igo, K. Otsuka, Met. Trans., 17A 115-120(1986).

タイトルに関連する用語 (5件)： Ti ,  Ni ,  形状記憶合金 ,  劣化過程 ,  冷間加工