文献

J-GLOBAL ID：201002245116564535   整理番号：10A0467389

多糖類ペクチンの高周波スパッタリングにより調製された炭素質フィルムの構造と気体収着特性

Structures and gas-sorption properties of carbonaceous film prepared by radio-frequency sputtering of polysaccharides pectin

著者 (5件)： SUGIMOTO Iwao (School of Bionics, Tokyo Univ. of Technol., Katakura, Hachioji, Tokyo, JPN) ,  SUGIMOTO Iwao (School of Computer Sci., Tokyo Univ. of Technol., Katakura, Hachioji, Tokyo, JPN) ,  OKAMOTO Masumi (School of Bionics, Tokyo Univ. of Technol., Katakura, Hachioji, Tokyo, JPN) ,  SONE Kazuyuki (School of Bionics, Tokyo Univ. of Technol., Katakura, Hachioji, Tokyo, JPN) ,  TAKAHASHI Kazuhiko (Dep. of Information Systems Design, Doshisha Univ., Kyotanabe, Kyoto, JPN)
資料名： Polymer Degradation and Stability  (Polymer Degradation and Stability)
巻： 95  号： 6  ページ： 929-934  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： E0404B  ISSN： 0141-3910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミクロカラムナー層を有する炭素質フィルムを,多糖類ペクチンの高周波スパッタリングにより調製した。スパッタリングを繰り返すことにより,狭い溝で隔てられた継ぎ目のない高密度に充填したミクロカラムが発達した。残留フィルム応力が,ハニカム模様の凸部を形成させた。X線光電子分光およびエネルギー分散分光により,フィルム成分に窒素が含まれることが示された。主としてカルボキシル基やアミノ基のような極性の官能基のために,フィルムの表面は親水性であった。窒素の吸着実験により,フィルムの比表面積は109m²/gより大きいこと示された。塗膜した水晶振動子のインピーダンス解析により,フィルムがエチルアルコールのような極性で凝集性の蒸気に対する高い吸着能力を有することが明らかになった。有機蒸気の吸着は,フィルムの粘弾性変化を誘起しなかった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *炭素材 ,  ガス吸収 ,  *RFスパッタリング ,  *ペクチン ,  *フィルム形成能 ,  残留応力 ,  X線光電子分光法 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  表面構造 ,  *化学吸着 ,  インピーダンス ,  粘弾性 ,  窒素 ,  高分子吸着剤

分類 (1件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (8件)： 多糖類 ,  ペクチン ,  高周波スパッタリング ,  調製 ,  炭素質 ,  フィルム ,  気体 ,  収着