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J-GLOBAL ID：201002245640351662   整理番号：10A0421821

適応変調とハイブリッドARQを用いたセルラシステムにおける受信SINRの平均および標準偏差を用いたスループット推定法~Incremental Redundancy(IR)合成を想定したスループット推定~

Throughput Estimation Method Based on Average and Standard Deviation of Received SINR for Cellular System with Adaptive-Modulation-and-Coding and Hybrid ARQ-Throughput Estimatin taking into account Incremental Redundancy (IR) Combining-

著者 (2件)： 流田理一郎 (KDDI研究所) ,  岸洋司 (KDDI研究所)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 440(RCS2009 257-342)  ページ： 303-308  発行年： 2010年02月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年のセルラシステムにおいては,パケットデータ通信によって多種多様なサービスを提供するために,適切なエリア設計を行うことが重要となっている。現在のセルラシステムでは,受信信号強度(RSS)や希望信号対干渉雑音電力比(SINR)などの無線回線品質が閾値以上となる場所をエリアと定めている。第3世代セルラシステムでは,適応変調およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)によって,無線回線品質に応じた最適な伝送レートでパケット通信を行うため,無線回線品質だけではなくスループットなどの通信サービス品質を考慮した上で,一定以上の品質となるようにエリア設計を行う必要がある。本報告では,セルラパケット通信サービスにおいて,受信SINRの平均値および標準偏差から,適応変調におけるMCS(Modulation and Coding Set)およびHARQによる平均パケット送信回数を,HARQにおけるIncremental Redundancy(IR)合成による特性改善効果を考慮して導出し,無線スロットを全て使用したと仮定したときのスループットを推定する方法を提案する。また,測定実験の結果から提案方法の妥当性を検証する。(著者抄録)

シソーラス用語： 信号変調 ,  通信制御 ,  セルラ通信 ,  *標準偏差 ,  *スループット ,  パケット ,  データ通信 ,  信号特性 ,  品質保証
準シソーラス用語： SINR ,  サービス品質保証 ,  *ハイブリッドARQ ,  受信信号強度 ,  信号対干渉雑音比 ,  *推定法 ,  *適応変調

分類 (3件)： 信号理論  (ND02020G) ,  システム同定  (IA02040O) ,  変復調方式  (ND07020P)

引用文献 (7件)：

• FRENGER, P. Performance comparison of HARQ with Chase combining and incremental redundancy for HSDPA. IEEE VTC 2001 Fall, 7-11 Oct. 2001. 2001, 3, 1829-1833
• CHENG, J. F. On the coding gain of incremental redundancy over chase combining. IEEE GLOBECOM 2003, 1-5 Dec. 2003, 1, 107-112
• 流田理一郎. 適応変調およびハイブリツドARQを用いたセルラシステムにおける受信SINRの平均および標準偏差を用いたスループット推定法. 電子情報通信学会技術報告. 2009, RCS2009-88, 61-66
• BHUSHAN, N. CDMA2000 1xEV-DO revision a : a physical layer and MAC layer overview. IEEE Commun. Magazine. 2006, 44, 2, 37-49
• BERROU, C. Near shannon limit error-correction coding and decoding. Turbo codes. IEEE ICC 1993, May. 1993, 2, 1064-1070

タイトルに関連する用語 (10件)： 適応変調 ,  ハイブリッドARQ ,  SINR ,  平均 ,  標準偏差 ,  スループット ,  推定法 ,  Ir ,  想定 ,  推定