抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界中で生産が拡大するバイオプラスチック(BP)について紹介した。BPは従来の内装から構造部材としての利用が始まっている(トヨタ・カムリのバイオナイロン混合のラジエータタンクやフォードSUVの小麦繊維強化小物入れ等)。耐熱素材についてはポリ乳酸が有望という。横浜/住友ゴムは石油の代わりに植物油を配合したタイヤを開発した。BPの材料は麻や竹など様々で裁断すると何れも同様の特性になるが,ガラス繊維より繊細なため真空樹脂注入成形が向いている。また生産量に季節性がある為,例えばフォードは小麦農場の傍に組立工場を建設し安定供給を図った。湿度による機能や耐久性の低下,高温処理時の異臭,使用中の腐食の可能性など課題がある。更に植物繊維をセルロースまで化学分解し超高性能素材を作る研究もされている。