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J-GLOBAL ID：201002246326840663   整理番号：10A0365036

TVMLを活用したIPA試験の映像教材の開発-IT人材の育成のために-

Development and Evaluation of the Animation as Learning Materials for National Examination for Information Processing Technicians Using TVML-For Building up the Skill of IT Personnel Resources-

著者 (6件)： 遠藤隆将 (沖縄工高専) ,  角田正豊 (沖縄工高専) ,  正木忠勝 (沖縄工高専) ,  湯川高志 (長岡技科大) ,  福村好美 (長岡技科大) ,  TANSURIYAVONG Suriyon (沖縄工高専)
資料名： 電気学会産業システム情報化研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： IIS-10  号： 1-2.4-6.8-14  ページ： 11-16  発行年： 2010年03月12日 
JST資料番号： X0579A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報処理技術者試験のような資格試験の学習方法として,映像教材の利用が有効である。本論文では,学習項目に関する映像教材を自ら制作することで学習に結び付けるものとし,多人数の学習者それぞれに違う学習項目を割り当てる協調学習手法を提案した。本手法では基本情報技術者試験の過去問教材を制作するために知識を身につけ,分かり易く解説しようとする行為によってその学習項目を学習するとともに,自分が制作した以外の項目は他の制作者の映像教材を用いて学習が行える。映像制作方法としては撮影から編集に至る作業のすべてをPC(Personal Computer)上で完結できるテレビ番組記述言語TVMLをベースとし,より日本語の台本に近い形で記述可能なフリーウェアT2Vプレイヤーを利用する。実際に42名の学生を2人1組のグループに分けて映像教材制作のPBL(Problem Based Learning)を実施し,それら制作者と制作に関与していない映像教材の利用者にアンケート調査を行った。その結果,情報処理技術者試験を受けた経験がなく,試験内容の知識に浅い学習者ほど実際に利用したいと感じており,彼らに対する効率的な学習手法としての有効性が確かめられた。

シソーラス用語： *学習 ,  情報技術 ,  技術者 ,  *技術教育 ,  教材 ,  映像 ,  *マークアップ言語 ,  テレビジョン放送 ,  番組制作 ,  問題解決 ,  アンケート
準シソーラス用語： PBL【学習】 ,  *TVML ,  映像教材 ,  *協調学習 ,  情報技術者 ,  *情報教育

分類 (3件)： CAI  (JE09000G) ,  技術教育  (JA01050T) ,  応用プログラミング言語  (JD03052Y)

引用文献 (6件)：

• 荒井宏祐:“全国高等専門学校におけるビデオ教材利用調査結果の分析 (高等専門学校用の共通教材の利用状況に関する調査研究) ”, Report on multimedia education 46, pp11-37(1992-5)
• 鈴木圭介・菊池恵美子:“問題提起型ビデオ教材の教育効果”, 東京保健科学学会誌 Vol.4, No4(2001-12)
• 中村修:“ビデオ教材の活用事例と今後のマルチメディア教材作成における課題”, 情報処理学会研究報告. コンピュータと教育研究会報告, pp79-86(2008-2)
• 宮本友弘:“『教育実習』のための新しいビデオ教材の開発 (教育実習と教師教育教材・教師教育プロジェクト・) ”, 研究報告100, pp50-57(1997-3)
• 林正樹・道家守・有安香子:“テレビ番組記述言語TVMLとその展開”, 社団法人映像情報メディア学会技術報告, ITE Tbchnical Report Vol.25, No.27, pp27-32(2001-3)

タイトルに関連する用語 (8件)： TVML ,  活用 ,  IPA ,  試験 ,  映像教材 ,  開発 ,  IT ,  人材