文献

J-GLOBAL ID：201002246407222239   整理番号：10A0995304

地震時の構造物被害および走行安全性をマクロに評価する

著者 (3件)： 室野剛隆 (鉄道総合技術研) ,  野上雄太 (鉄道総合技術研) ,  宮本岳史 (鉄道総合技術研)
資料名： RRR  (RRR)
巻： 67  号： 10  ページ： 10-13  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： F0333B  ISSN： 0913-7009  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広域な鉄道システムの地震安全性をスクリーニングするため,構造物の損傷及び走行車両の安全性を統一的な指標で連続的に評価する予測手法を開発した。この手法のフローは以下の通りである。1)地震動予測地図等を利用して地表面における地震動の最大加速度PGAと最大速度PGVを予測し,これらから地震動の卓越周期Tを算定する,2)構造物のデータベースより,対象とする構造物の降伏震度及び等価固有周期とPGA,Tを用いて,構造物の被害推定用ノモグラムから構造物の被害ランク(応答塑性率)を算定する,3)求めた応答塑性率と等価固有周期を用いて,構造物の振動卓越周期及び最大応答加速度PSAを算定する,4)車両の走行安全性を判定するノモグラムに,求めた振動卓越周期及びPSAをプロットして走行安全性を判定する。この手法は少ないパラメータで被害を予測することができ,構造物の応答塑性率を介して互いに関連した指標を用いることで,構造物の被害予測と車両の走行安全性を連続的に評価できるメリットを有している。

シソーラス用語： *地震 ,  *鉄道施設 ,  *構造物 ,  安全性 ,  安全評価 ,  予測技法
準シソーラス用語： *安全性評価 ,  交通構造物 ,  *走行安全性 ,  *予測手法

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  鉄道施設・建設一般  (RC07010F)

タイトルに関連する用語 (6件)： 地震 ,  構造物 ,  被害 ,  走行安全性 ,  マクロ ,  評価