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J-GLOBAL ID：201002247158705530   整理番号：10A0131264

災害時孤立集落での利用を想定した地域内情報共有システム

Implementation of The Disaster-proof Information-communication System for Villages in Hilly and Mountainous Areas

著者 (2件)： 塚田晃司 (和歌山大 システム工) ,  野崎浩平 (和歌山大 大学院システム工学研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 51  号： 1  ページ： 14-24  発行年： 2010年01月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本は平地地域が少なく国土面積の約7割を中山間地域が占めている。中山間地域にある集落の多くは,災害時に孤立集落となってしまう可能性が高い。そこで,我々は,中山間地域の孤立可能性集落向けの地域内情報共有システムを提案する。提案システムでは,DTN(Delay-Tolerant Networking)とP2Pモデルを用いることで,既存の通信インフラの被災の影響を受けない情報共有システムを提供する。提案システムのプロトタイプを実装し,屋外での評価実験を実施した。その結果,通信が切断されるケースがたびたび発生するような通信状況が変化する状況においても,情報伝達に遅延は発生したが,喪失や重複はないことが確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *災害対策 ,  *情報共有 ,  集落 ,  *情報ネットワーク ,  *インターネット ,  プロトタイプ ,  実装設計 ,  評価試験 ,  遅れ ,  *ピアツーピアネットワーク ,  限界集落 ,  行為
準シソーラス用語： *DTN ,  孤立集落 ,  遅延

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (25件)：

• 内閣府政策統括官 (防災担当): 中山間地等の集落散在地域における孤立集落発生の可能性に関する状況調査 (都道府県アンケート調査) 調査結果, 内閣府 (2005).
• 国土交通省国土計画局総合計画課: 平成18年度「国土形成計画策定のための集落の状況に関する現況把握調査」—最終報告, 国土交通省 (2007).
• 総務省: 市町村における同報系通信システムの整備状況, 電波利用ホームページ (オンライン). 入手先http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/multi.htm (参照2009-4-19).
• 新潟大学: 山古志ねっと共同実験プロジェクト. 入手先http://www2.net.ie.niigata-u.ac.jp/yamakoshi-net/ (参照2009-4-19).
• 間瀬憲一, 岡田 啓, 大和田泰伯: 中山間被災地復興へ向けた無線ブロードバンド提供の実践的取組み—山古志ねっと共同実験プロジェクトの概要, 電子情報通信学会誌, Vol.91, No.10, pp. 857-861(2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： 災害 ,  孤立集落 ,  想定 ,  地域 ,  情報共有システム