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J-GLOBAL ID：201002247537998111   整理番号：10A0945559

Pd電極触媒による炭酸ジフェニル(DPC)の常温常圧合成

Direct Synthesis of Diphenyl Carbonate by Pd Electrocatalyst under Ambient Conditions

著者 (4件)： 村山徹 (東京工大) ,  林外茂彦 (東京工大) ,  荒井悠二 (東京工大) ,  山中一郎 (東京工大)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 52  号： 6  ページ： 405-407  発行年： 2010年09月04日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PdCl₂/活性炭アノードを用いてCO,PhOH,n-Bu₄NClO₄,CH₂Cl₂電解液を1mAで定電流電解し,DPCの常温常圧合成を行った。Et₃Nを1時間ごとに断続的に添加するとDPCは電流効率42%で直線的に増加し,Pdは電解触媒として機能した。PhONaは塩基(Et₃N)と支持塩(n-Bu₄NClO₄)として機能し,電流効率40%でDPCが連続的に生成した。PhONaのカルボニル化を検討したがDPCは生成せず,また,PhOH存在下PhONaの代わりにCH₃CO₂Naを添加しても,DPCが生成した。これらの事実から,Et₃N,PhONa,CH₃CO₂NaがDPC生成時のH⁺アクセプターとして作用する反応機構を提案した。(著者抄録)

シソーラス用語： *フェノール類 ,  *カルボニル化 ,  *電気化学反応 ,  *電極触媒 ,  パラジウム ,  活性炭 ,  一酸化炭素 ,  電解液 ,  電極過程 ,  アノード ,  電流効率 ,  添加物効果 ,  濃度依存性 ,  ホスゲン ,  脂肪族アミン ,  第三アミン
準シソーラス用語： 生成機構

分類 (3件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I) ,  電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (4件)： トリエチルアミン ,  ナトリウムフェノキシド ,  フェノール ,  炭酸ジフェニル

引用文献 (8件)：

• GONG, J. Appl. Catal. A : Gen. 2007, 316, 1
• HALLGREN, J. E. J. Organomet. Chem. 1979, 175, 135
• HALLGREN, J. E. J. Organomet. Chem. 1981, 204, 135
• TAKAGI, M. J. Mol. Catal. A : Chem. 1998, 129, L1
• ISHII, H. J. Mol. Catal. A : Chem. 1999, 144, 369

タイトルに関連する用語 (6件)： PD ,  電極触媒 ,  炭酸ジフェニル ,  DPC ,  常温 ,  常圧