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J-GLOBAL ID：201002247620966140   整理番号：10A0886677

ゴーストを抑制可能な空間不変ディジタル・リフォーカス法

A Ghost-Suppressing Digital Refocus Method by Space-Invariant 3D Filtering

著者 (3件)： 久保田彰 (中央大 理工) ,  児玉和也 (国立情報学研 実証研究セ) ,  羽鳥好律 (東京工大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 画像電子学会誌  (Journal of the IIEEJ)
巻： 39  号： 4  ページ： 421-432  発行年： 2010年07月25日 
JST資料番号： S0815A  ISSN： 0285-9831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多視点画像を用いて自由焦点画像を生成するディジタル・リフォーカス法として合成開口法がある。合成開口法は,多視点画像をシフトさせた後,重み平均することによって容易に自由焦点画像を生成することができるが,多視点画像の視点間隔が大きくなると焦点ぼけ領域にゴースト劣化が生じる。本稿では,視点間隔が要求される間隔よりも大きい場合であっても,シーンに依存した処理を行うことなく,ゴースト劣化を抑制した自由焦点画像を生成する手法を提案する。提案手法では,合成開口法を用いて合焦距離の異なる自由焦点画像を連続的に生成し,得られた三次元画像に対して空間不変フィルタを施すことによってゴースト劣化を修復する。合成画像および実写画像を用いた実験の結果,焦点ぼけが最も大きくなる領域においては,視点間隔が要求される間隔の10倍程度の範囲でゴースト劣化を抑制できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ゴースト ,  アーチファクト ,  開口合成 ,  空間フィルタ ,  映像 ,  *焦点合せ ,  絞り ,  *画像ぼけ ,  主観評価 ,  計算機シミュレーション ,  画像評価 ,  *画像合成
準シソーラス用語： 合成開口法 ,  多視点画像

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (16件)：

• LEVOY, M. Light Fields and Computational Imaging. IEEE Computer. 2006, 39, 8, 46-55
• ZHANG, C. A survey on image-based rendering-representation, sampling and compression. EURASIP Signal Processing : Image Communication. 2004, 19, 1-28
• CHAN, S. C. Image-based rendering and synthesis. IEEE Signal Processing Mag. 2007, 24, 7, 22-33
• 日浦慎作. コンピュテーショナルフォトグラフィ-演算を前提とした画像の獲得. 映情学誌. 2009, 63, 3, 274-278
• ISAKSEN, A. Dynamically reparameterized light fields. Proc. of SIGGRAPH2000. 2000, 297-306

タイトルに関連する用語 (2件)： ゴースト ,  不変