抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまで,沖積層の地質学的研究は,世界的に臨海平野を中心に進められてきている.一方,内陸盆地の浅層地下地質に関しては,研究事例が少なく,未だに体系的な知識が得られていない.そこで,関西地質調査業協会と産業技術総合研究所及び大阪市立大学の産官学が一体となって,内陸盆地での地盤情報データベースの構築と地質学的実態解明を目指すプロジェクトが進められることなった.本研究では,最初にデータを電子化し,データベース作成ソフトに統合し,データベース化した.次に,層序区分や物性値のとりまとめを行った.この過程で4600本のデータを収集し電子化した.その上で,ATなどの鍵層を利用した層序区分を行った.単なる電子データの公開ではなく,質の違う地盤データをまとめて,実用に供せる地盤図を作成することは,当該地域の調査経験豊富な技術者が作業に加わることが必須の条件である.