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J-GLOBAL ID：201002248173097381   整理番号：10A1067476

高速炉燃料被覆管材料「スーパーODS鋼」〈高Crフェライト系酸化物分散強化鋼の開発研究〉

著者 (10件)： 木村晃彦 (京大 エネルギー理工学研) ,  笠田竜太 (京大 エネルギー理工学研) ,  奥田隆成 (コベルコ科研 技術本部) ,  藤原優行 (コベルコ科研 技術本部) ,  井上賢紀 (日本原子力研究開発機構) ,  阿部冨士雄 (物質・材料研究機構 新構造材料セ) ,  大貫惣明 (北大 大学院工学研究科) ,  鵜飼重治 (北大 大学院工学研究科) ,  藤澤敏治 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  佐野浩行 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 配管技術  (Piping Engineering)
巻： 52  号： 13  ページ： 5-9  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： G0858A  ISSN： 0385-9894  CODEN： HAGIB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速炉の燃料被覆管用の材料として,超臨界圧水や液体鉛合金中での耐食性,高温強度および耐照射性に優れたスーパーODS鋼を紹介した。ODS鋼は,通常のフェライト系鉄鋼材料に酸化物粒子を分散させて高温強度を改善した鋼材で酸化物分散強化鋼ともいう。オーステナイト系ステンレス鋼は,中性子によるスウェリングや核変換ヘリウムによる脆化があり,フェライト系ステンレス鋼の水耐食性を高めるCr添加量を増大すると照射脆化が顕著になる。Cr添加量を抑えて,耐食性向上に効果的なアルミニウムの添加を考慮した。すなわち,Cr濃度を11wt%から22wt%まで変化させ,4wt%のアルミニウムを添加したODS鋼を基本成分とし,粉末混合条件,熱間押し出し条件,製管加工熱処理条件などを探索し,試作した候補材料に対して,強度特性試験,腐食試験,照射影響評価を行った。また,核破砕用液体重金属の高速炉冷却材用に,共晶組成の鉛ビスマス(LBE)合金の高温強度を高める手段として,アルミニウムの合金化による表面でのアルミナ被膜の形成を検討した。

シソーラス用語： *分散強化合金 ,  *高速中性子型原子炉 ,  フェライト鋼 ,  酸化物 ,  高温強さ ,  耐食性 ,  中性子照射 ,  脆化 ,  クロム化合物 ,  超臨界圧 ,  FBR型原子炉 ,  クリープ強さ ,  アルミニウム添加合金 ,  液体金属冷却型原子炉 ,  時効 ,  共晶合金 ,  *スーパーODS鋼 ,  原子燃料被覆管 ,  機械的性質 ,  強度 ,  変化
準シソーラス用語： 燃料管 ,  *スーパー酸化物分散強化鋼 ,  燃料被覆管

分類 (2件)： 原子炉熱力学  (MD02030Q) ,  核燃料の製造・加工  (MD08040R)

タイトルに関連する用語 (8件)： 燃料被覆管 ,  スーパーODS鋼 ,  Cr ,  フェライト ,  酸化物 ,  分散強化 ,  開発 ,  研究