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J-GLOBAL ID：201002248626602341   整理番号：10A0127369

中間温度でのナノ結晶材料Ce_0.85Gd_0.15O_2-δの電気および誘電緩和特性

Electrical study and dielectric relaxation behavior in nanocrystalline Ce_0.85Gd_0.15O_2-δ material at intermediate temperatures

著者 (2件)： KUMAR BARAL Ashok (Indian Inst. of Technol. Madras, Chennai, IND) ,  SANKARANARAYANAN V. (Indian Inst. of Technol. Madras, Chennai, IND)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 98  号： 2  ページ： 367-373  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 15モル%のGdをドープした酸化セリウム(Ce_0.85Gd_0.15O_2-δ)の前駆体を,クエン酸塩自然発火法により調製し,800°Cで焼成した。X線回折と高分解能TEMにより,結晶平均粒径サイズが13nmの立方晶蛍石型構造のナノ結晶材料であることを確かめた。この材料のイオン輸率はWagnerの分極法により大気圧条件下の500°Cで,0.85であることが分かった。ACインピーダンスを1Hz-10MHzの周波数範囲および300-600°Cの温度範囲で計測し,結晶粒および粒界伝導が見いだされた。伝導度およびインピーダンス損失スペクトルの緩和ピークの温度変化をArrheniusuの式を用いて解析し,活性化エネルギーを算出した。酸素イオンによるホッピング伝導が伝導機構であることが分かった。低周波数領域での電極効果を避ける目的で電気係数M”の周波数スペクトルを解析し,(Gd-V₀^**)^*に関連する欠陥に対応する誘電緩和ピークを見いだした。この材料の酸素空孔の長距離運動における移動エネルギーおよび会合エネルギーは,他の材料に比べ大変低い値を示した。

シソーラス用語： *ナノ結晶 ,  *酸化セリウム ,  *酸化ガドリニウム ,  *固溶体 ,  *電気伝導率 ,  Arrheniusの式 ,  *インピーダンススペクトル ,  誘電緩和 ,  固相合成 ,  ドーピング ,  ホッピング伝導 ,  空格子点 ,  電子回折 ,  電子顕微鏡観察 ,  X線回折 ,  焼成 ,  蛍石型結晶 ,  固体電解質 ,  イオン移動度 ,  *イオン伝導 ,  固体酸化物燃料電池 ,  イオン会合 ,  粒界移動 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： 酸素イオン

分類 (2件)： 固体中の拡散一般  (BL06021L) ,  誘電体一般  (BM05010F)

物質索引 (1件)： クエン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 中間温度 ,  ナノ結晶材料 ,  誘電緩和