等価回路ネットワークを利用した室内圧力変化の予測技法

YAMAGUCHI Taro; KAGA Akikazu; KONDO Akira

文献

J-GLOBAL ID：201002248727231336 整理番号：10A1043762

等価回路ネットワークを利用した室内圧力変化の予測技法

Prediction Technique for Pressure Change in Rooms by Using an Equivalent Circuit Network

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資料名：
巻： 5 号： 2 ページ： 444-445 (J-STAGE) 発行年： 2010年
JST資料番号： U0025A ISSN： 1880-988X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

室内与圧は生物学的クリーンルーム内の空気汚染を防ぐための重要な換気設計技法である。室内圧力を制御する空調システムを設計するためには相互に影響する室内圧力とダクト圧力の変化を予測・評価する解析的方法が必要である。本報では,室内圧力とダクト圧力を予測する新しい技法を示す。その技法では,空気容積を電流,ファンによる昇圧を電池の起電力,摩擦損失を電気抵抗と考えることにより圧力伝播機構を等価回路ネットワークに置き換える。室内圧力の変化は空気漏洩に対する抵抗の式として表示される。この技法の利用によりキルヒホッフの電圧法則がダクトネットワークに適用され,圧力計算は分岐点における多くの変数無しに解くことができる。さらに,同じ程度の空気容積を通すエレメントに抵抗係数を組み合わせることにより,ダクトネットワークを単純化できる。従って収束性能が改善され,計算時間が短縮できる。実験結果との比較によりこの方法の妥当性を検証する。この方法を利用することにより動的利用における空調機器が評価でき,制御装置の規格が最適化できる。安定なシステム応答維持するためのあらゆるアイデアの有効性を調べることができる。(翻訳著者抄録)

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換気

引用文献 (16件)：

(1) Sukemiya, K., Factors Affecting the Control of Room Pressure and Measures for Eliminating their Effects, PDA Journal of GMP and Validation in Japan, Vol.1, No.1 (1999), pp.45-51.
(2) Dale H., Laboratory Space Pressurization Control Systems, ASHRAE Journal, Vol.36, No.2 (1994), pp.36-40.
(3) Yamaguchi, T., Yoshida and K., Hasegawa, M., Contamination Control in the Case of Door Usage in Clean Room and Verification of the Effects, The Society of Heating Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan, No.138 (2008), pp. 9-17.
(4) JSME (2004), JSME Data Book Hydraulic Losses in Pipes and Ducts.
(5) Kiuchi, T., Calculation of Steady-State Flows in Pipeline Networks by Means of the Node Admittance Matrix, Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, B 57.540, pp.2784-2790.

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