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J-GLOBAL ID：201002249693295590   整理番号：10A0348968

衛星画像を用いた中国四川大地震に伴う斜面崩壊の発生分布に関する特徴

著者 (3件)： 伊藤允彦 (静岡大 農) ,  土屋智 (静岡大 農) ,  逢坂興宏 (静岡大 農)
資料名： 中部森林研究  (Chubu Forestry Research)
号： 58  ページ： 199-202  発行年： 2010年03月19日 
JST資料番号： L2363A  ISSN： 1342-971X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2008年5月12日,中華人民共和国四川省西部に位置するぶん川県映秀鎮付近でMw7.9の大規模な地震が発生した。この地震は地震規模に加え,内陸山地帯で発生したため,甚大な斜面災害を引き起こし,数万人規模の死者をともなった。ここでは大規模な斜面災害を生じた綿竹市漢旺鎮清平郷北西部に位置する幅8.8km,長さ11.1kmの面積95.5km²の範囲を対象に,衛星画像を用い斜面崩壊地の分布を把握したので報告する。解析に用いた画像は,2008年6月4日に撮影したALOSPRISM画像で,607個の崩壊地を抽出した。この結果,崩壊地は10,000m²未満のものが60%を占め,100,000m²を超える大規模なものが3%あり,崩壊面積比率は10.9%を示した。また,崩壊斜面は北西方向の発生が少なく,龍門山断層に直交し地震断層が衝上する南東方向において多発する傾向が見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *大地震 ,  *斜面崩壊 ,  地理的分布 ,  *衛星利用画像 ,  リモートセンシング ,  測地衛星 ,  光センサ ,  中国西南部
準シソーラス用語： *四川大地震 ,  四川省 ,  ALOS ,  PRISM

分類 (3件)： 自然災害  (FC04020J) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 衛星画像 ,  中国四川大地震 ,  斜面崩壊 ,  分布