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J-GLOBAL ID:201002250286484971   整理番号:10A0994759

Nd-Fe-B薄膜の保磁力に及ぼす酸化ネオジム相の影響

Influence of Nd Oxide Phase on the Coercivity of Nd-Fe-B Thin Films
著者 (5件):
資料名:
巻: 51  号: 10  ページ: 1901-1904 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0668A  ISSN: 1345-9678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Nd-Fe-B焼結磁石の飽和保磁力メカニズムを明らかにするために,Nd2Fe14B及びNd富化相から構成される結晶粒界の微細組織を調べた。しかし,微細組織及び飽和保磁力に及ぼすある量の酸素を含むNd富化相の影響については未だ明らかでない。本研究は,Nd-Fe-B薄膜試料を用いてNd2Fe14B相及びNd富化相間の影響及び界面微細組織を調べた。さらに,酸化されたNd薄膜を用いて酸化ネオジム(Nd-O)相の微細組織変化を調べた。Nd-Fe-B薄膜の飽和保磁力(HcJ)は,酸化及び低温(約350°C)焼鈍後に堆積したままの薄膜(HcJ(as-depo))のレベルから約80%減少した。Nd-Fe-B薄膜の透過型電子顕微鏡観察結果から,Nd2Fe14B相表面に沿って数段階にわたりNd2O3相と接触している事がわかった。酸化ネオジム相の微細組織変化を,Nd薄膜を用いて調べた。堆積したままのNd薄膜は,dhcp Nd(α-Nd)相から成り,酸化後にα-Nd相表面上にfcc NdOx相が生成した。350°Cで焼鈍後に,fcc NdOx相から結晶化したhcp Nd2O3相が生成し,その結果α-Nd相との境界は大きな粗度を呈した。これまで述べた結果から,低温焼鈍中にNd2Fe14B相の表面でhcp Nd2O3相の結晶化が損傷を与えるため,飽和保磁力の低下をもたらす事が明らかになった。(翻訳著者抄録)
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