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J-GLOBAL ID：201002250423893892   整理番号：10A0663446

弦-胴連成モデルを用いるギター弦振動における非調和性の解析

著者 (3件)： 小林透 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  若槻尚斗 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  水谷孝一 (筑波大 大学院システム情報工学研究科)
資料名： 音楽音響研究会資料
巻： 29  号： 1  ページ： 7-12  発行年： 2010年 
JST資料番号： L4628A  ISSN： 0912-7283  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 弦の振動は,弦の曲げ剛性により,高次モードにおいて固有振動数が基本周波数の整数倍より高くなる。本文は,ギター胴を単一共振周波数をもつ単振動系によりモデル化し,弦と胴との共振により発生する非調和性を理論的に算出した。その結果,非調和性が負のピークになりその後増加する傾向が見られた。本傾向は先行研究と一致し,弦の振動がギター胴の振動との結合により生じたことを理論的に証明した。本結果は,ギター演奏音から演奏情報を抽出するために有効である。

シソーラス用語： 楽器 ,  *弦 ,  固有振動数 ,  振動解析 ,  非調和振動 ,  *胴 ,  振動モード ,  基本振動数 ,  *連成振動 ,  共振
準シソーラス用語： *ギター

分類 (2件)： 楽器音響  (BB03070Y) ,  振動の励起・発生・測定  (BB02030Z)

引用文献 (9件)：

• Y. Takasawa, I. Tokuhiro, “On the Inharmonicity of String Vibration-the 2’nd report,” Tech. Rep. Musical Acoust. Acoust. Soc. Jpn., MA2000-24, pp. 55-64(2000).
• Y. Oonuki, K. Mizutani, N. Wakatsuki, “Estimation of Picked String Using Inharmonicity of Guitar Sound,” Tech. Rep. Musical Acoust. Acoust. Soc. Jpn., MA2009-57, pp. 63-66(2009).
• H. Jarvalainen, M. Karjalainen, “Perceptibility of Inharmonicity in the Acoustic Guitar,” ACTA ACOUSTICA UNITED WITH ACOUSTICA, Vol.92, 842-847(2006).
• M. Nakai, K. Kawaguchi, “On the inharmonicity of a plucked string,” Dynamics & Design Conference 2005, 230-1, 20050822, The Japan Society of Mechanical Engineers (2005).
• Y. Takasawa, T Mori, I. Tokuhiro, “On the perfect turning of a piano (the second report),” Tech. Rep. Musical Acoust. Acoust. Soc. Jpn., MA2001-46, pp. 23-30(2001).

タイトルに関連する用語 (6件)： 弦 ,  胴 ,  モデル ,  ギター ,  非調和性 ,  解析