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J-GLOBAL ID:201002250496959913   整理番号:10A0216750

cAMP反応要素結合蛋白質(CREB)は3T3-L1脂肪細胞においてマウスアディポネクチン遺伝子発現を正に調節する

cAMP-response element binding protein (CREB) positively regulates mouse adiponectin gene expression in 3T3-L1 adipocytes
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資料名:
巻: 391  号:ページ: 634-639  発行年: 2010年01月01日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アディポネクチンは,PPARγ,C/EBPαおよびADD1/SREBP1cを含む,脂質生成因子により脂肪組織で発現している。cAMP反応要素結合蛋白質(CREB)も,脂肪細胞分化の中心的な転写活性化剤であるため,これがアディポネクチン遺伝子発現を促進するかを決定するため,CREBを評価した。これを検討するため,マウスアディポネクチン遺伝子のプロモーター活性に与える活性化CREBの影響を検討し,プロモーターにcAMP反応要素(CRE)を同定した。CREBの構成的に活性な型は,マウスアディポネクチン遺伝子のプロモーター活性を増加した。加えて,5′連続欠損プロモーターを用いたトランスフェクション実験は,-1250と-1000bp領域の間に局在する推定CREの存在を明らかにした。更に。電気泳動度シフト分析(EMSA)およびクロマチン免疫沈降(ChIP)分析は,CREBがアディポネクチンプロモーターの-1022~-995の間の領域に結合することを示した。CREBを活性化するインシュリン様成長因子(IGF-1)は,アディポネクチンプロモーター活性を増加した。しかしながら,この促進は,CREBのドミナントネガティブ型(ACREB)およびPD098059前処理により抑制され,IGF-1がEGF経路を介しCREB燐酸化によりアディポネクチン発現を促進することを示した。重要なことは,CREBによるアディポネクチン発現のトランス活性化は,ATF3により阻害された。共免疫沈降およびGSTプルダウン分析は,ATF3がCREBに結合し,3T3-L1脂肪細胞の分化中に誘導されるCREB燐酸化を抑制することを明らかにした。これら所見は合わせて,CREBが脂肪細胞においてマウスアディポネクチン遺伝子発現の正のレギュレーターであり,成長因子に反応してアディポネクチン発現調節で重要な役割をすることを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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