抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従前より,サービス分野の生産性向上が要求されているが,特に日本では,サービス分野の労働生産性成長率が先進国の中で低水準にあることが問題視されてきた。そのため,科学的,工学的取組みによるサービス生産性向上運動が,国家政策として実施されてきた。歴史的に,労働生産性のような巨視的な経営指標は,比較可能な要約数値を重用してきたが,実態のどこをどう改善すればよいかについては何も教えてくれない場合が多い。こうした不可逆性の問題に対しては,過去,現在,そして将来の実態をより解像度の高い形で記述,再現できる新たな科学技術が必要となる。この次世代新技術を”サービス生産性シミュレータ”と呼ぶことにし,1)実態を貨幣空間で写像する際の論点,2)典型的なサービスにおける実態の特性,3)成功するサービスの開発方法論,の3点を基礎として,サービス生産性シミュレータが持つべき基本理念を考察した。