文献

J-GLOBAL ID：201002250654738954   整理番号：10A0684115

土壌蒸発を低減するための鳥取砂丘土壌の自己マルチ材料の可能性

Possibility of self-mulching material of Tottori sand dune soil to reduce soil evaporation

著者 (3件)： DHAVU Khumbulani (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  ANYOJI Hisao (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  YASUDA Hiroshi (Tottori Univ., Tottori, JPN)
資料名： 日本砂丘学会誌  (Sand Dune Research)
巻： 57  号： 1  ページ： 1-9  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： Y0118A  ISSN： 0918-5623  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,鳥取砂丘土壌の乾燥層の急速発展と急速被覆の可能性を評価し,土壌蒸発を低減するための自己マルチ材料としての適合性を同定した。土壌蒸発低減に対する乾燥表面層の影響も評価した。砂土壌の圃場容水量に水を施用し,自然に乾燥させた。表面層下の時間的含水量プロフィルは,最上層中の砂土壌が水施用3から5日で乾燥し,低湿潤層を覆う表面近くに乾燥層を形成することを示した。2008年5月に行った圃場試験において,乾燥層の厚みは約4cmであった。砂土壌が自己マルチ効果をもつことを明らかにした。土壌蒸発を低減することに対する乾燥層の効果を評価するために,制御と非制御条件下で土壌カラム実験を行った。砂土壌カラムは飽和し,重力水が排水された。次に,砂砂土壌カラムを2cmと5cm厚みの乾燥砂土壌で覆った。蒸発抑制を両方の厚みにおいて観測した。5cm厚み2cm厚みより効果的であり,無被覆と比較して72%以上の抑制効果があった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *砂丘 ,  マルチ ,  被覆 ,  表層 ,  圃場容水量 ,  乾燥 ,  含水量 ,  砂質土 ,  湿潤 ,  土壌水 ,  蒸発抑制 ,  鳥取県
準シソーラス用語： 土壌カラム

分類 (1件)： 土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (20件)：

• AGODZO, S. K. Trickle irrigation of okra based on small pan evaporation schedule under glasshouse condition. Rural Environmental Engineering Journal. 1997, 33, 19-36
• ALVA, A. K. Distribution of rainfall and soil moisture content in the soil profile under citrus tree canopy and at the dripline. Irrigation Science. 1999, 18, 109-115
• BURT, C. M. Retrievable drip irrigation systems : an alternative to SDI. Irrigation Journal. 2001, May/June, 17-20
• DOORENBOS, J. Crop water requirements. 1977, 30-34
• GALE, W. J. Sandy fields traditional farming for water conservation in China. Journal of Soil and Water Conservation. 1993, 48, 6, 474-477

タイトルに関連する用語 (6件)： 土壌 ,  蒸発 ,  鳥取砂丘 ,  自己 ,  マルチ材 ,  可能性