抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究ではOVAの加圧変性にともなうゲル形成実験をおこない,加圧処理により形成されたOVAゲルの特徴を加熱ゲルと比較することにより明らかにした。OVAは480MPa以上の加圧処理により変性するが,ゲルを形成するために必要なタンパク質濃度は7~9%と高く,加熱処理による場合(3~5%)の2倍程度のOVA濃度を必要とした。形成されたOVAの加圧ゲルは加熱ゲルよりも高い凝集性を示した。また,加圧OVAゲルの外観と硬さは,加熱OVAゲルとは異なり,変性条件(処理圧力)に依存していた。686MPaの処理により形成した加圧OVAゲルはやわらかく透明であったが,510MPaの処理では,686MPa処理による透明ゲルよりも明らかに硬い白濁ゲルを形成した。以上のことから,OVAの加圧ゲルは加熱ゲルとは大きく異なる特徴を示した。(著者抄録)