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J-GLOBAL ID:201002252735956053   整理番号:10A0468343

モモの灰星病(Monilinia laxa)の発生に対するホウ素の効果

Effect of boron on the development of brown rot (Monilinia laxa) on peaches
著者 (2件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 572-576  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: H0443A  ISSN: 0261-2194  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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残留農薬が少ない商品に対する消費者の要求によって,代替病害管理法の必要性が増加してきた。果実中のホウ素濃度は,その品質,日持ち,生理障害の発生に影響を及ぼす。しかし,ホウ素が,モモの果実腐敗病感受性に及ぼす効果は報告されていない。この研究では,ホウ素(Powder BとBorax)が,モモ(品種「Andross」)におけるMonilinia laxaの発生に及ぼす効果を調べた。M.laxaの菌糸体生長は,750μg/mlのBoraxか,1000μg/mlのPowder Bを,ジャガイモデキストロース寒天に添加すると阻害された。BoraxとPowder BのEC50値は,各々107.9及び522.4であった。圃場試験によると,M.laxaが感染したモモの発病率は,葉のホウ素含量と負に相関した。収穫したモモを,製造業者が勧める濃度のPowder B溶液(2μg/ml)かBorax(1mg/ml)の溶液に浸漬すると,M.laxaの発生が有意に減少した。6μg/mlのPowder Bと3mg/mlのBoraxは,M.laxaによる感染を最も効果的に減少させた。Powder BかBoraxに収穫果実を浸漬すると,貯蔵1か月後の果実重量の損失が減り,果実硬度が向上したことから,ホウ素は冷蔵中の果実の保全性を高めることが示された。6μg/mlのPowder Bか3mg/mlのBoraxを処理したモモは,果肉硬度が最も高く,水分損失が最も少なかったが,未処理対照のモモは硬度が最も低かった。一般に,Boraxは,Powder Bよりも効果が有意に低かったが,対照よりも良好であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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果樹  ,  菌類による植物病害  ,  微生物に対する農薬 
タイトルに関連する用語 (4件):
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