抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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連続した構成を有する傾斜機能材料の製造方法として遠心力と粉末冶金を組合わせる技術について解説を行なった。ここでは遠心力スラリー法と遠心力混合粉末法について示した。前者は,比重あるいは粒径の異なる粒子からなるスラリーに遠心力を掛けると比重あるいは粒径の差異による沈降速度の違いが生じ,特性の異なる層が連続して形成し,これを最終的に焼結して傾斜機能材料を得るものである。Ti/ZrO
2の事例を示した。後者は,金属母相粉末と強化材となる第二相粒子を混合し,回転金型に装填して回転させると共に融解した母相金属を注入することで混合層中に溶融金属を含浸させるものである。外周に強化相を含む層を含む複合材料を得ることができる。この特徴はナノ粒子に対しても適用できることである。Al/TiO
2の例を示した。