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J-GLOBAL ID：201002253027188913   整理番号：10A0683490

焼成ドロマイトの水和物を用いた酸性ガス除去

Acid Gas Removal Using Hydrated Calcined Dolomite

著者 (5件)： 小嶋芳行 (日本大 理工) ,  石井仁子 (日本大 理工) ,  岡田礼佳 (吉澤石灰工業) ,  伊東裕恭 (吉澤石灰工業) ,  西宮伸幸 (日本大 理工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 17  号： 347  ページ： 246-251  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ドロマイトは炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムが原子レベルで組成制御された構造をもつ複塩であり,その特徴を生かせる新たな用途開発が急務である。本研究では,ごみ焼却などで発生する塩化水素,二酸化硫黄などの酸性ガスの中和剤として,焼成ドロマイトの水和物の利用を試みた。ドロマイト原料中の石灰石を塩酸処理して除去し,焼成後,水和して水和物を合成した。高比表面積の焼成ドロマイトの水和物を合成する最適条件は,850°C,1h加熱で得た焼成ドロマイトをフルクトース5mass%を用いて6h水和する条件であった。塩化水素ガスの除去能力は試薬水酸化カルシウムの3.4倍,二酸化硫黄ガスの除去能力は1.4倍であった。水和物を350°Cで加熱することにより,除去能力はさらに向上した。

シソーラス用語： *ドロマイト【鉱物】 ,  水和物 ,  焼成 ,  焼却炉 ,  サワーガス ,  塩化水素 ,  二酸化硫黄 ,  性能 ,  比表面積 ,  結晶構造 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  炭酸カルシウム ,  炭酸マグネシウム ,  中性化 ,  熱処理 ,  X線回折 ,  *排ガス処理 ,  細孔径 ,  細孔径分布 ,  ヘキソース ,  ケトース
準シソーラス用語： ごみ焼却炉 ,  酸性ガス ,  除去性能

分類 (1件)： 耐火物  (YC04030N)

物質索引 (1件)： フルクトース

引用文献 (11件)：

• 無機マテリアル学会編. セメント・セッコウ・石灰ハンドブック. 1995, 225
• YASUE, T. J. Soc. Inorg. Mater. Japan. 2006, 13, 309-320
• KOJIMA, Y. J. Soc. Inorg. Mater. Japan (Muki-materiaru). 1999, 6, 361-368
• KOJIMA, Y. J. Soc. Inorg. Mater. Japan. 2003, 10, 152-158
• KOJIMA, Y. J. Soc. Inorg. Mater. Japan. 2006, 13, 228-233

タイトルに関連する用語 (4件)： 焼成 ,  ドロマイト ,  水和物 ,  酸性ガス